シニア留学ってどういうもの? 超入門解説します

シニア留学が人気です。

シニアのホームステイも同様。

行き先は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ハワイ、マルタ、イギリスなど、いろいろ。

なぜ人気で、何を目的に行くのでしょうか?

おすすめ国、費用などは?

50歳以上、60代、70代の方向けに、概要をまとめてみました。

シニア世代が何かを学ぶ目的(主に英会話)で、海外に一定期間、滞在することです。

ホームステイをしながら、学ぶことも多いようです。

どのような理由で?

特に退職シニア世代は、仕事から解放されて、自由な時間を得られるようになります。

そこで、若い頃に一度は希望して、実現しなかった夢を叶えたいと思う人も、少なくないはず。

その中に、ゆっくりと海外旅行を楽しみたいという夢もあると思います。

私も、その一人。

数十年前に、カナダ、アメリカと旅しましたが、その時は仕事が主でした。

その後は、仕事に明け暮れたので、海外旅行に行こうという気持ちのゆとりがありませんでした。

でも、時間が自由になった今、何かチャレンジしてみたいという気も。

  • ただの海外旅行ではもの足りない

海外旅行は、もはや珍しいことではないので、もう少し欲張ってみたい。

そのような気持ちから、旅行に加えて英会話力を身に付けるという目標を加えるのは、かなり魅力的に感じます。

英語を学ぶには、海外の英語学校がありますが、中には50歳以上向けのプログラムを提供している学校があります。

  • シニア向けプログラム

例えば、アメリカでの「シニア向けプログラム(50歳以上)」。

英語を学習し又他の海外の50歳以上のシニアの生徒と英語レッスンと活動を結びつける英語語学センター(ELC)のプログラムを介して交流いたします。 プログラムは1週当たり20レッスンのセミインテンシブ一般英語コースと特別成人活動スケジュールと一緒になったものです。そしてこのプログラムは全ての三つのELC校で提供されます。 この活動スケジュールには地域の博物館、文化史跡、カフェやバーへの訪問を含みます。 50歳以上向けプログラムは、シニアの生徒がそれぞれの地域での素晴らしい陽気、季節向け活動を活用しながら英語力を磨くことが出来るよう、それぞれのELC校で年1回提供されます。(ELC)

内容は、20回の一般英語レッスン(50分のレッスン)/週 と、午後および週末のアクティビティ(約2週間)。

費用は、1535ドル (教材費50ドルが課金)。

いずれも調査時点の内容ですので、詳細はシニア向けプログラム(50歳以上)で。

  • 英会話だけでない楽しみ

上記のコース内容を見ると、英会話学習がメインですが、それ以外に見学や交流など、楽しみも多く含まれています。

シニア留学の宿泊先には、ホームステイも含まれています。

現地の家族との交流を通して、実際の生活や生きた英語を知ることも、魅力的です。

  • 健康管理に注意

このように、良いことばかりのシニア留学ですが、注意点もあります。

費用の件はもちろんですが、やはり健康面の注意が大切。

特に、持病のある方などは、主治医との相談をしておくことをおすすめします。

また、万が一の場合の現地でのサポート体制の確認は必須。

  • 習慣の違いにも注意

それぞれの地域には、固有の文化・習慣があります。

このことについては、事前によく学んでおくことが大切だと思います。

あいさつ、日課、衣食住など、現地の人びとの習慣に合わせることです。

また、会話が苦手だと、つい消極的になってしまいますが、進んで尋ねたり、少しでも話せる程度の会話力は、欲しいと思います。

おすすめ国は?

これは、まずあなたの目的により、さまざまです。

まず、語学(主に英会話)。

次に、習い事。

その他。

現実的には、さまざまなシニア留学のサポート機関・会社の提供するプログラムから選択することになるでしょう。

人気の地域としては、「北米やオーストラリアなど定番留学先に加え、地中海の島国・マルタやアイルランドなど、ヨーロッパで英語を公用語とする地域」(2018/5/10付 日本経済新聞 夕刊)が挙げられます。

一例として、「JTB地球倶楽部」のシニア留学についてのプログラムを見てみましょう。

以下、「大人の遊学」(2018年1月~12月)というパンフレットからの紹介です。

これは、語学研修を中心に、寮やホームステイの生活をしながら、暮らし・観光も体験するようなプログラムです。

「50歳以上のプログラム」では、世界中から集まる50歳以上の同世代の人たちと共に、異文化体験をしながら英語を学びます。

滞在国とコース例は、以下のようです(一例)。

  • イギリス

ボーンマス 

対象者は50歳以上。

週に20レッスンを、2~4週間受けます。

加えて、ロンドン観光、パブでの交流会などが開催されます。

その他の地域(ロンドンなど)でのプログラムもあります。

  • マルタ

ヴァレッタ

対象者は50歳以上。

週に20レッスンを、2週間受けます。

加えて、ヴァレッタ観光、青の洞窟観光などが開催されます。

サンジュリアンでのコースもあります。

以下、国名を挙げます。

  • スペイン (スペイン語)
  • イタリア (イタリア語)
  • カナダ (英語)
  • アメリカ (英語)

いずれも、語学研修に加えて、アクティビティとして観光などが組まれています。

また、教師宅にホームステイしながら、語学研修などをするコースもあります。

1~2週間滞在し、生活体験や観光なども楽しみます。

対象国は、イギリス、ニュージーランド、カナダです。


以上のように、滞在期間は2週間程度が標準的のようです。

1週間では、慣れるのに精一杯かもしれません。

また費用は、渡航費滞在費授業料などがかかります。

コース・期間でさまざまですが、数十万円の資金準備が必要です。

シニア留学の背景は?

このように、単なる海外旅行ではなく、趣味や関心も満たして海外生活を楽しもうというシニアが増えています。

シニア留学のブームは団塊の世代が退職時期を迎えた2000年代からみられたが、同社広報の石沢京子さんは「自己研さん熱がますます高まっている」と話す。「2020年東京五輪のボランティアで社会貢献したい」「仕事が一段落したので自分の時間を充実させたい」などの声が増えているという。

(2018/5/10付 日本経済新聞 夕刊)

上記の記事のように、団塊の世代を中心に、退職後もまだまだ元気なシニアの登場が背景にあると思います。

私も、まだまだ何か充実したことに時間を使いたいと思っています。

シニア留学初心者へのガイド

以上で、シニア留学の概要はご理解いただけたのではないでしょうか。

ここでまとめとして、ちょうどおすすめの動画があるのでご紹介します。

記事を引用した日本経済新聞で紹介されている留学図書館が作成したものです。

「シニア留学初心者編(ニュージーランド・カナダ)前半」と、その後半です。

まず前半です。

「英語ができないシニアのための留学」とキャプションにあります。

お世話した方の95%が英語初心者ということです。

70歳でパスポートを取得した女性もいるとのこと。

シニア留学初心者におすすめの地域が紹介されています。

そこでは、多くの国の人といっしょに学ぶクラスの様子が紹介されています。

また、シニア夫妻が不安を感じながらも、ホストファミリーと出会い、打ち解けていく様子も。

肝心の学校での授業について、まずは初日の様子。

少人数クラスの中で、互いに自己紹介などをします。

教師が、リラックスとスマイルですよと、場を和ませてくれています。

約8分ありますが、関心のある方にはとても役立つので、ご覧ください。

次に後半です。

まず、授業の様子が見られます。

国際クラスなので、他国からの生徒とも、一緒に学びます。

次にアクティビティの紹介。

ほぼ毎日あり、参加希望者が参加できます。

乗馬や散歩など、さまざまです(無料と有料)。

後半の動画では、もう一つ、おすすめの地域が紹介されています。

8分弱の動画です。

シニア留学サービス会社は多数あるので、自己責任でご選択ください
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